土地の契約が済んだら、次はおうち自体の仕様決めです。
注文住宅最大の醍醐味は、間取りや設備などの仕様を自分の思い通りにできること!
まさに、これからやろうとすることが、注文住宅を建てるうえで最も楽しく、気合が入る場面となります。
ただ、自由にできるということは、それなりのリスクを伴います。
自分で良いと思ったことが実は違っていて、住み始めた後に後悔するのが注文住宅あるあるだからです。
そんなことになったら、とても嫌ですよね。
なので、このブログで間取りや設備の勉強を一緒にして、住んでから絶対後悔しないおうちの間取りと設備を考えていきましょー👍
間取り決め
間取り決めは、注文住宅建築の中で最も悩む部分だと思います。
そんな間取り、住んでから絶対後悔することのない理想な間取りに仕上げていきたいものですが、間取りを決める段階で当然ながらおうちの実物はありません。
その間取りで本当に間違いないかどうか、住んでみるまで分からないのです。
マンションや建売住宅は、これまでに数多くの建築実績があり、間取りも大外れしないものになっていますが、注文住宅は違います。
自由に自分の思いを詰めることができます。
こちらも、間取りや設備の設計をハウスメーカーに丸投げすれば大外れしないものになるのかもしれませんが、それでは注文住宅を建てた意味がないような気がしますからね。
そしてついつい忘れがちになってしまうのが、私たち施主はおうち作りに関しては全くの素人だということ。
自分の思い付きで入れてもらった間取りを、住んでから後悔するのは非常に良くあるパターンです。
でもでも、そうはいっても自分の理想の間取りにしたいという気持ちを捨てることなんてできません!
分かります、その気持ち。
私自身、間取り決めは悩みに悩んで、間取りを決めている最中は仕事に身が入らず、仕事中も間取りのことで頭が一杯というありさまでした😇
(仕事中に、エクセルでこっそり間取りの検討をしていたのは秘密ですw)
※私が必死に考え抜いて辿り着いたわが家の間取りについても別ページでお話ししていますので、興味のある方はこちらにも遊びに来てくださいね。
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なので、ここまで考えたんだからもう絶対に後悔しないというところまでしっかり間取りを考え抜いて、自分の理想のおうちを建てていきたいですね。
そして、私自身が実際に注文住宅を建てた経験で分かった、ここは絶対確認必要という間取りのチェックリストを作ってみました!
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間取りがおおまかに決まってきたら、一度このチェックリストを確認しながら、間取りのチェックをしてみてくださいね。
設備決め
家の仕様でもう一つ決めないといけないことが、設備です。
キッチンやお風呂をどのメーカーにするのかや、どんなグレードにするのかなどですね。
この設備に関しては、各ハウスメーカーの標準仕様のものがだいたいあるので、間取りと比べると選ぶことも少ないかもしれません。
しかし、こだわりの注文住宅にしたい場合は、やはり自分の好きなメーカーを見極めて、そのメーカーのものにしたいですよね。
私自身も、いろんなメーカーのショールームに実際に足を運んで、実物を見ながらどれが良いか検討したものです。
ショールーム巡りは、楽しいながらも時間と労力がかかる大変な作業ですが、やはり手間を惜しんでは良い家は作れません。
良い家を建てたいと思った場合は、やはり設備選びも手を抜くことができませんね。
人気の設備
さて、そんな設備についてですが、これもハウスメーカーと同様に十人十色。
どのメーカーが一番とかはなくて、自分の好みが選択に大きな影響を与えることになると思います。
とはいえ、たくさんの人に人に選ばれている、人気の設備というのは知りたいもの。
そこで、私のインスタフォロワーの方々に、キッチン・お風呂・トイレのメーカーにどこを選んだのかアンケートを取ってみました!
あなたのおうちの設備選びの、参考になれば幸いです😄
キッチンメーカー
まずは、キッチンのアンケート結果です。
気になる結果はこちら!
結果はかなり割れましたが、LIXILが人気キッチンメーカーの座に輝きました!
※キッチンメーカーのアンケート結果については別ページで詳しくお話していますので、興味のある方はこちらにも遊びにきてくださいね。
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お風呂メーカー
続いて、お風呂の人気メーカーがこちら!
お風呂は、TOTOの人気が一番です。
LIXILも2番手につけており、キッチン同様人気の高さが伺えますね。
※お風呂のアンケート結果については別ページで詳しくお話していますので、興味のある方はこちらにも遊びにきてくださいね。
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トイレメーカー
最後は、トイレメーカーの結果です。
トイレは、イメージ通りTOTOの圧勝といった感じです。
そして、2位にLIXIL、3位にパナソニックとなっています。
設計料や仮契約が必要な場合も
多くの場合、概算見積もりまでは過去の事例や一般的な設備仕様を元にして営業さんが出す場合が多いですが、本格的に家の仕様を決めようと思ったら、どうしても設計士さんの力を借りる必要があります。
いくら自由に間取りを決められる注文住宅といっても、最低限守らないといけない強度や法律などがありますので、やはりその辺りまできちんと考えられた設計はプロの方ではないとできません。
そのため、手軽に出せる概算見積もりと違って、ハウスメーカーにとってもおうちの仕様決めはそれなりに手間と人手と時間がかかる作業になります。
このような理由があるため、設計士さんが入ってのおうちの仕様決めの前に、設計料や仮契約が必要になる場合もあります。
さすがに設計士さんなしで注文住宅を建てることは不可能なので、これは必要な経費と思って、設計のに方に素晴らしい家を設計してもらいたいですね。
ハウスメーカーに正式発注しよう!
おうちの間取りと設備、無事に決まりましたでしょうか?
土地・ハウスメーカー・ローンの契約内容・間取り・設備など、ここまで決めることが多すぎて本当に大変だったと思います。
おそらく、家についてここまで真剣に考えることは、今までも、これから先も、きっとないのではないかと思います。
そんな苦労と愛情がたっぷりと詰まったあなたの注文住宅の設計図。
設計図とあなたの頭の中では、もう立派なマイホームが建っているのではないでしょうか?
次のページでは、あなたの頭の中に建っている注文住宅を、いよいよ現実の世界に連れてくる段階に入りますよ。
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P.S.もし仕様決めの前に正式契約を求められたら……
これまでお話ししてきた通り、正規の手順としては仕様決めの後に正式発注となるのですが、ハウスメーカーの方針や慣習などで、先に正式契約をさせて欲しいと言われる場合があります。
もちろんこれは買う側である私たちには不利になる方向の話なので、断れるのであれば断った方が無難です。
しかし、ハウスメーカーの方針や担当者とのこれまでの付き合いで、どうしても先に正式契約をせざる得ない状況になることもあるかもしれません。
その場合は、下記の4点が満たされていることを確認しましょう。
- そのハウスメーカーで家を建てると決めている
- そのハウスメーカーが信用できる
- 担当者が信用できる
- これ以上値引き交渉ができなくても良い
上の3つはまあ当たり前ではありますが、意外と盲点になりがちなのが最後の値引き交渉の点です。
正式契約を結んだ後は、ハウスメーカーから仕様変更以外での値引き(いわゆる出精値引きと言われる部分)はもうできないと思った方が良いです。
ハウスメーカーが出精値引きをするのは自分のところと契約してもらいたいからなので、契約を結んだ後はもうそれをする必要がなくなります。
そうなると、やはり向こうも営利企業である以上少しでも利益を残したいはずですから、お願いや気合いなど金額を下げる理由のない値引きはもう受け入れてくれません。
何とかして出精値引きを引き出したい場合は、必ず正式契約を結ぶ前に交渉しましょう。
また、正式契約を求められたときに、営業の担当の人から「おうちの仕様は正式契約した後でも変えられるので大丈夫です」的なことを言われると思いますが、これは本当のことなのでその点は安心して大丈夫です。
家の仕様が確定するのは「建築確認申請」という書類を出す時なので、正式契約後もそれまでは仕様変更をすることが可能です。