楽しかったイメージ作りも終わって、ここからは現実的な話に移ります。
現実的な話の第一歩は、そう、資金計画の作成です。
まずはざっくりで良いので、マイホーム購入のためにどのくらい予算を掛けれるのかを把握することが必要になります。
予算によって買える土地や家の広さこれからの方針がだいぶ変わってきますので、まずはこれが必須なのです。
しかし、人生で初めてのおうちの購入。
自分の年収に対して、どのくらいならお金を貸してもらえるのか、また、無理なくローンを返していける範囲はどのくらいなのか?って、なかなか分からないと思います。
このページでは、その点を踏まえながら、予算計画の作成の仕方についてお話していきます。
資金計画の作成
早速ですが、資金計画の作成の話を始めていきたいと思います。
資金計画の作成の重要ポイントは2あって、それが「借入可能額」と「無理のない返済比率」を知ることになります。
そんな借入可能額と無理のない返済比率ですが、一般的には下記のように言われています。
ローン2大ポイント!
- 【借入可能額】⇒年収の7~8倍
- 【無理のない返済比率】⇒年間の支払い金額が手取り年収の25%以下
このように、借入可能額は年収の7~8倍、無理のない返済比率は年間の支払い金額が手取り年収の25%以下が一つの目安になります。
しかしながら、借入可能額は単純な掛け算なのですぐわかりますが、無理のない返済比率になる金額は良くわからないですよね。
そこで、無理のない返済比率がどのくらいなのかを、もう少し詳しく説明していきます。
まずは、返済比率に対する余裕度のもう少し詳しい表をみてみましょう。
ローンの年収割合 | 返済計画 |
---|---|
20%以下 | 理想の返済計画 |
25%以下 | 無理なく返せる範囲 |
25~30% | かなり頑張らないといけないかも |
30%以上 | 危険水準!要注意! |
このように、手取り年収に対するローンの割合が、20%以下であれば理想、25%以下であれば無理なく返せる範囲、30%以上になると危険水準となります。
でも、まだこれだけでは具体的な金額が分かりません。
そこで、自分の年収に対して手取り金額がどのくらいになるかと、その手取り年収に対して支払いの割合が20%(理想)・25%(無理なく)・30%(危険)になる借入金額を表にしてみました。
(理想) | (無理なく) | (危険) |
||
---|---|---|---|---|
※表中の単位は、全て万円です。また、支払い条件「返済期間35年・金利1%固定」で計算した場合です。
この表が、マイホーム購入の資金計画を立てるのに参考になると思います。
できれば、予算は無理なく返せると言われている、手取り年収比25%以下に収めたいです。
これを超える金額を借りてしまうと、ローン返済にかなり苦しむことになってしまう可能性があります。
そしてもちろん、返済期間や金利によってこの数値は大きく変わってくるので、いくつかのパターンで計算してみることも大切です。
また、年収の金額については、単独で住宅ローンを組む場合はその人の年収、夫婦揃ってローンを組む場合は夫婦合算の年収になります。
以上のことを考慮しながら、自分の使うことのできる大まかな予算の金額を把握していきましょう。
※住宅ローンの借入可能額の詳細・いろいろなパターンでのシミュレーション・夫婦ローンの仕組みについても別ページで詳しくお伝えしていますので、興味のある方はこちらにも遊びにきてくださいね。
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この段階で使えるサービス
一般的には無理のない返済比率は上記の通りなのですが、家族構成やライフプランの違いで適切な資金計画は人によって異なります。
例えば、下記のような項目の違いで、無理なく借りることができる金額は変わってきます。
- 家族の人数
- 現在の年齢
- 住んでる地域
- 生活費
- 収入
- 貯蓄
- 仕事
- 昇給
- 退職金
- 子供の進学先
- 資産運用
- 車
- 趣味
- 旅行
- 親の介護
- などなど
このように、自分が無理なく借りることができる金額を正確に把握するためには、たくさんの項目を考慮しながら考えなければなりません。
しかしながら、いきなりこんなにたくさんの項目を、お金の素人である私たちが全て配慮しながら考えるのはなかなか難しいものがあります。
そんな時は、お金のプロの「ファイナンシャルプランナー」の方に相談してみるのも一つの手です。
現在の収入や生活状況から、将来のことまで考えたローンのプランを提案してもらえます。
こちらのページで、そんなファイナンシャルプランナーの方に無料相談できるサービスを紹介していますので、正確な資金計画を作成されたい場合は一度相談されてみてくださいね。
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いよいよ行動に移そう!
さて、ここまででおうちのイメージ作りとざっくりとした予算想定が終わりました!
そうなってくると、自分たちでできる下準備はここまで!
ここから先は、土地探しやハウスメーカー選びなど、いよいよ実際の行動に移る期間に入っていきます。
苦しくも楽しい注文住宅の建築、ここからがいよいよ本番です。
大変なこともたくさん出てきますが、一緒にがんばっていきましょー💪
では、次の【家づくりの流れ⑤】へお進みくださいませ~
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P.S.私の場合
注文住宅を建てるための予算、少なければ少ないほど今後の支払いが楽なのは分かってはいるのですが、やはり、自分の思い通りの家を建てたいという夢を叶えたいという気持ちも強いと思います。
そのため、どうしても当初計画していた予算よりも金額がオーバーしてしまいがちになってしまいます。
私自身も、計画していた予算内に収めるために必死に頑張りましたが、やはり夢と現実の間に挟まれたかなり苦労しました😅
そんな私の家の総額についても別ページで詳しくお伝えしていますので、興味のある方はこちらにも遊びにきてくださいね。
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